相崎佐和子の議員日記

兵庫県議会議員の相崎佐和子が、議員活動の様子などを綴ります

文教委員会 管内視察 2日目

文教常任委員会 管内調査 2日目

兵庫県教育委員会 播磨西教育事務所
いわゆる中播磨西播磨を管轄する教育委員会

相崎所感
印象に残ったのが、住んでいる地域の行事等に参加している児童生徒の割合。
播磨西地域は驚異の高割合なのです。
小学6年生 80.2%(県59.9% 全国62.7%)
中学3年生 60.3%(県43.1% 全国45.6%)
 ※平成30年度調べ
もともと伝統文化の継承や地域の祭りが盛んな地域ではありますが、高い割合の陰には多くの方の熱意と努力があるのでしょう。
素晴らしいと思いました。

また、今年度で全中学校区に配置となるSSW(スクールソーシャルワーカー)について状況を聞きました。
体制が整ったところ。起こった事例に対応するのみならず、事前に課題対応していければ、との事でした。

■県立大学姫路環境人間キャンパス
姫路市の新在家にある、環境人間学部のキャンパス。
スローガンは「環境と人間の暮らしをデザインし、地域に貢献できる人材を育成する」
H30年度に4つの専門教育系と1課程に再編
(人間形成系・国際文化系、社会デザイン系、環境デザイン系、食環境栄養課程)

相崎所感
今後の社会に必要な方向性を見越した専門内容になっていると実感。
ただ、コースによっては就職率が芳しくないとの話もチラリ。
公務員就職も多いようなので、専門性を活かしてのそのような方向性も良いと感じた。
ちなみにキャンパスは旧制姫路高等学校の跡地。
政財界などに多くの人材を輩出した旧制姫高。
建物や銅像に歴史と誇りを感じるとともに、資料館での卒業生戦死者の写真の羅列に、いかに優秀な人材を戦争によって失ったかを実感。


↑ NKH朝ドラ「朝が来た」のロケ地になった講堂


↑ この銅像にグッときた


姫路市立 琴陵中学校
国立教育政策研究所から「魅力ある学校づくり調査研究事業」の委嘱を受け、モデル校として実践中。
当該事業は、新たな不登校を生まない魅力ある学校づくりを推進する取り組み。

生徒アンケートの結果、「授業がよくわかる」の率が低かったため、魅力ある学校づくりのメインを「授業がよくわかる」に決定。
3部会(学習指導部会・道徳人権部会・生徒指導部会)で課題に取り組み中。

相崎所感
「魅力ある学校づくり(不登校対策)」のモデル校とのこと。
メイン取り組みである“わかりやすい授業づくり”が、不登校対策の特効薬になるわけではないが、重要な事柄の1つであろう。
成果に注目したい。
ちなみに、夏休み中だったが吹奏楽部が練習をしており、数日後のコンクールで演奏予定という1曲を披露してもらった。
とても素晴らしかったよ!




■見野古墳群
姫路市南東部四郷地域にある、横穴式石室を主体とする群衆墳。
H30年に県指定史跡となりました。

相崎所感
古墳群の美しさもさることながら、古墳を核とした地域活動が素晴らしい。
清掃活動、古墳祭り、歩こう会、山あじさい植栽、山あじさい祭り、皮革フェア、盆踊り、人権学習会・・・。
特に良いと思ったのは、100年プロジェクトと称して、山あじさい1万株・山桜1000本を植えるのだとか。
“今をどうするか”との視点になりがちな地域おこしを、長期ビジョンで取り組む様子は大いに参考にしたい。








相崎佐和子ホームページ
http://sawako-aizaki.com