管内調査(1日目)東播磨など
文教常任委員会で管内調査(県内の視察)へ。
県内は広いこともあり、委員会での管内調査がわりと多い。
市議会では委員会での市内調査などはなかったので、個人的に新鮮。
現場に赴き、見て聞いて感じることで、課題を頭と肌で学んでいるところ。
さて今回の調査は、東播磨&淡路ブロック。
■県立社(やしろ)高校
・県内で唯一、体育課がある高校
・普通科3クラス、生活学科1クラス、体育科1クラス
・「高校生 心のサポートシステム研究開発校」に指定
具体的取り組み→①加配教員の配置②パーソナルファイルの作成③講演会の開催など
成果→生徒アンケートによると、いじめなどがなくなったわけではないが、速やかな対応が取れる体制は構築できた
相崎所感
指定校取り組みについては、パーソナルファイルの公開を実感。広めたい。
印象的だったのは「部活動での体罰が大きな課題となっているが体育科がある社高の状況は?」と質問したところ。
「体罰はありません」と、校長先生がキッパリ仰ったこと。
「強くなるには生徒の自主性が大事と、生徒も先生も十分わかっている」との言葉に、社の強さを感じました。
■県立農業高校
・7つの学科(全国有数の多学科)
①農業科②園芸科③動物科学科④食品科学科⑤農業環境工学科⑥造園科⑦生物工学科
・農業高校の甲子園で全国制覇が続いている(すごいこと!)
・男女比は、男子:女子=45:55(女子生徒の方が多い)
・「拠点農業高校による農業先端技術支援事業」により、県農(他には県立播磨農業高校、県立但馬農業高校)に様々な設備が配置された(H27)
→それらの設備を校内で活用することはもちろん、校外諸団体と連携して積極的に活用中。
相崎所感
伝統ある“ケンノウ”。
専門性のレベルの高さを改めて実感。設備も悪くないし、先生方も熱心でした。
OBOGや地域との繋がりも深いとのこと。
先生が「県農卒業生は社会の即戦力に役に立ちます」と胸を張って仰ったのが心に残りました。
こうして身につけた専門性と就職との、連携やマッチングを進めたいものです。
■播磨東教育事務所
・所在地は加古川市(加古川総合庁舎内)
・所管は11市町
(明石市、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町、西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)
相崎所感
以下のやり取りが印象に残った。
・東播磨と北播磨を統合して「播磨東教育事務所」になったことについて
教育事務所:メリットは学校間の差を是正できる
議員:学校や地域の特色が失われるのでは?
教育事務所:まずは県教委が一律で取り組むと決めた事柄を全学校で確実に遂行することが教育事務所の役割と認識している。
その上で特色を出していければ。
確かに、基礎自治体によって財政状況等により教育内容に差が生じてはいけない。教育事務所の基本を改めて気付かされた。
■県立加古川西高校
・「ひょうごスーパーハイスクール」(H30年度~)に指定されている
スーパーグローカル人材を育成。グリーバリー&ローカリーを目指す。年間200万円の補助金。
・部活動指導員
柔道部などに一般人材を登用。指導できる教員が乏しい部活に補充するカタチ。
相崎所感
この日、県立高校訪問3校目。
今夏、野球部が報徳や市尼に勝って快進撃をみせた“カコニシ”です。
進学校である一方、部活動もさかんな加古川西。
学校全体の雰囲気が、明るく生き生きしているのが印象的でした。学校、楽しいんだろうな。
校長先生が熱い想いを持っておられました。
先輩議員いわく「校長によって学校はすごく変わる。TOPに左右されるのは自治体も同じ」と。
確かにと納得。