議会の監視機能
「近畿6府県議員交流フォーラム」@和歌山県議会
近畿の府県議会議員が集まっての研修会です。
和歌山県議会まで行ってきました。
3つの分科会に分かれて、講義&意見交換です。
私が入ったのは「議会の監視機能の強化と活性化」の分科会。
コーディネートは同志社大学の新川達郎教授。
以下、相崎メモ
・議会の基本的機能→政策形成、政策審議、政策監視、組織活動監視、ガバナンス維持など
・議会は政策立案と監視が両立してこそ。
・議会の監視機能は、議決しただけで終わりではない。その後を監視する責任あり
・監視にかかわる議会の権限→議決権、検査検閲権、調査権
・議会と監査
地方自治法改正で、議会選出の監査委員は条例による廃止選択制に
→大阪府、大府市、大津市、嬉野市で議会選択監査委員制度を廃止
・二元代表制→権力の分散・牽制しあえる関係性が必要ではないか。
・議会選出監査の議論(賛否両論あり)
・議会選出監査は廃止して、議会は他の監視機能を強化すべし
・監査が職員OBOGから選ばれたり監査事務局が独立機関になり得にくい中、議選監査が入ることで内部監査色が薄くなる
・議選監査は必要。財政監査だけでなく行政監査もしているので。
・行政監査も外部がやる意義があるだろう
・監査の強化の1つとしの決算委員会の強化
・決算時の説明資料が少ないのが問題→自分で取りに行くべきとの意見も。
・大阪府議会は決算審査の前に説明会がある
・大阪府議会は常任委員会で決算、京都や兵庫は特別委員会で決算
・京都府議会では決算特別委員会から提言書のようなものを知事に報告→知事からコメント
・議選の監査を廃止した大阪府議会
・議選監査2名を順次廃止、現在は弁護士と公認会計士
・議選監査がいなくなったことで透明性が向上した
いずれにせよ、議会の監査機能は強化すべき。
議会選出監査の検討、決算審議のあり方の検討など、進めていきたいものです。