相崎佐和子の議員日記

兵庫県議会議員の相崎佐和子が、議員活動の様子などを綴ります

議員定数は住民福祉向上の観点で議論を! ~県議会の勉強会~

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●本会議
兵庫県議会の12月定例会が開会。

●懇話会
兵庫県議会 政調懇話会」
テーマ:地域代表選出のあり方 住民自治を進める議員定数・選挙区の設定の考え方」
講師:江藤俊昭氏(山梨学院大学大学院 法学部教授)

兵庫県議会の勉強会です。
講師は山梨学院大学の江藤先生。この世界の第一人者のお一人です。
マニフェスト大賞の審査員ゆえ、その方面でも大変お世話になっている先生です。

 

江藤先生いわく、「県議会は、全体の代表と地区の代表の二面性を有している」とのこと。
どちらであるべきかの問題意識を持っていましたが、そもそも二面性を有するものなのだと納得できました。

 

また議員定数については、基本的に“住民福祉の向上に連動させるための定数”で議論すべきとのこと。
人口批准が基本だが、適切的確に討議できる人数から議員定数を考えるのが好ましいとのこと。
議員定数は従来、自治体の人口規模によって地方自治法で決められており、その後法定上限数に改定され、それも撤廃されました。
現在は各自治体が決定する事柄であり、何を根拠に議員定数を確定するかの議論が難しいところです。
住民福祉の向上に寄与する定数という考え方は、指針になるとこれも納得しました。

 

あと「議員報酬と議員定数は別の論理であり、独自で説明できるものでなければならない」
「多くの人が立候補して議員活動がしやすいという観点で考えるべき」などの言葉も印象に残りました。

 

様々な課題の指針を教示くださった気がします。
江藤先生、ありがとうございました。