相崎佐和子の議員日記

兵庫県議会議員の相崎佐和子が、議員活動の様子などを綴ります

県施策の財源

連日、コロナウイルス関連で様々なご意見を頂戴しています。
ありがたく真摯に受け止め、声を県に届けることに努めています。

 

よく「県で独自の対策を!」「借金をしてでも対策を!」とご指摘いただきます。
仰ること誠にごもっともで、歯がゆいお気持ちを感じられていることが申し訳ない限りです。

 

ただ、ややこしいお金の話で恐縮なのですが。。。
地方財政法により地方自治体(都道府県や市町村)は、赤字公債の発行について制限がかけられています。
建設関係を除く取り組みについて、基本的に地方自治体は赤字公債の発行が認められていません。
つまり、県は施策などにおいて赤字を埋める借金ができないのです。

※公債=借金

 

ですので地方自治体の取り組みにおいて、財源は基本的に税収入と交付金の中でやりくりすることになります。
財政調整基金(貯金)がある自治体は、取り崩すことも可能です。

国からの補正予算を一刻も早くと待っています。

 

「やる気がないのか」とお叱りを受け、お気持ちには大いに共感しているのですが、やる気はあるのですがお金がないのです。
兵庫県は、阪神・淡路大震災の影響で、行財政改改革により随分立て直しましたが、未だ厳しい財政状況です。
もちろん、お金がないからと開き直るつもりは毛頭ございません。
感染拡大防止と、私たちの生活支援と経営救済に全力を尽くさねばならないと、強く強く思っています。
皆さんのお困りは痛いほど感じさせていただいています。
財政面において出来る範囲で取り組みを講じてまいりますので、引き続きご意見やお知恵を賜れば有難い限りです。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。