LODEワークショップ
■防災ワークショップ
隣町の自治会で開催された防災ワークショップを見学。
「LODE」の防災シュミレートの事。
LODEとは、以下の頭文字を取った言葉。
Little people(子ども)
Old people(高齢者)
Disabled people(障害を抱える人)
Evacuation(避難)
社会的弱者も含めてみんなで避難しよう、ということ。
具体的には、町内の何処にどういう方が住んでいるかを皆で情報交換しながら把握する、という作業。
実際の把握はもちろん、防災意識の向上にも繋がります。
「積み重ねることが重要」との講師さんの言葉に納得。
文教常任委員会 管内調査 ~阪神神戸エリア~ 2日目
■一般社団法人 TOB塾(西宮市)
・不登校や高校中退などを支援する支援塾。
所感
代表の山口氏の熱意と活動に心から敬服。
「こうあるべき」「こうすべき」と唯一無二の価値観を押し付けると、それに当てはまらない子はしんどくなる。
そんな子たちの救いの場。
県でも、フリースクールなど、シンドイ想いや状況を抱える子をサポートする取り組みを支援したい。
県内で20か所ほど、補助金を出してサポートする構想あり。進めていきます。
■芦屋市立宮川小学校
・ICT活用と、プログラミング教育のスタートパック作成事業
・H27年度よりタブレット導入
支援員(芦屋市の委託事業)がサポート
・ICT活用の流れからプログラミング教育スタートパック作成校に。
2019~20年度の2年で、スタートパックを作成中
所感
芦屋市教育センターが痛く契約している「ICT支援員」が興味深い。
伊丹市も検討する価値あり。
プログラミング教育については、過日に豊岡市立八条小学校で授業を見学して感心させてもらったところ。
芦屋市立宮川小学校では、なんと校長先生が私たちに模擬事業をしてくださった。
面白いけど難しい。これは教え方に工夫が必要と痛感。
現場の先生方も戸惑っておられるのではと懸念。作成中のスタートパックに、大いに期待。
■専門学校 トヨタ神戸自動車大学校(神戸市北区)
・トヨタ自動車が創設した、自動車整備などの専門学校。
・東京・名古屋・神戸の3校
・「カーテクノロジーのエキスパートになる」が目標
・自動車整備課(2年)401人
・高度自動車整備課(4年)318人
・車体整備専攻科(1年)6人
・ショールームスタッフ科(2年)4人
・留学生が激増中
所感
トヨタ自動車大学校は、トヨタが創った自動車整備の専門学校。
整備士に必要な資格が取得できて、トヨタ系列に就職できる。
なるほどよく考えられたシステムだと感心。
個人的に、よく考えてみれば専門学校に入ったのは始めて。
学校によって違うのだろうが、なるほど専門的に学べるようになっているのだと感心しきり。
■県立神戸甲北高校(神戸市北区)
外国人受け入れ
・県内の県立高校5校で、外国人生徒枠あり。
(甲北・芦屋・香寺・伊丹北・加古川南)
・各校定員3名。対象は来日3年以内。
・定員に対して希望者数は少ない。希望すれば入学できる状況。
・具体的には、日本語指導。日本語検定の指導も。
所感
学校全体が明るい雰囲気(挨拶がさかん)。
紹介してもらった外国人生徒もノビノビしている感じ。
外国人児童生徒の受け入れや支援は懸念している課題です。
希望すれば入学できる状況ではありますが、
来日3年以内でよいのか、的確な支援内容になっているのか、ニーズを掘り起こせているのか・・・
今後も状況を十分に把握し、支援体制を検討していきます。
文教常任委員会 管内調査 ~阪神神戸エリア~ 1日目
文教常任委員会 管内調査(県内視察) ~阪神神戸エリア~ 1日目
■甲南高等学校・甲南中学校(芦屋市)
・中高一貫の男子校。創立100周年。
・フロントランナーコース。アドバンスコースを設定。
所感
多彩な教育カリキュラムを展開中。
OB(委員会の副委員長!)いわく「自分たちのころより進化している」とのこと。
老舗の私立でも最近はこうなのだと改めて実感。
個人的には、母校が神戸の私立女子校であり、甲南とも交流があったので少々懐かしい気分。
震災で校舎は新しくなっていましたが、甲南男子の雰囲気は昔と同じだなあと感じました。
■専修学校 西宮甲英高等学校(西宮市)
・高等専修学校で、全日コースと通信コースあり。
・中学卒業者が進学する学校。
発達障がいや不登校等、課題を抱える生徒も少なくないとのこと。
・私立幼稚園と同様、特別支援教育事業補助金を、との要望あり
所感
「再チャレンジできる学校」との想いが素晴らしい。
■県立こやの里特別支援学校
・地元伊丹市にある知的障がい児大賞の特別支援学校。
・毎年全校生徒が約10名増加中。
・家庭と教育と福祉の連携「トライアングル」プロジェクト実施中。
児童生徒が放課後等デイサービスを利用する際の手続きや連絡を充実させる取り組み。
保護者がデイサービス事業所と学校の間に入っている現状→保護者と事業所と学校のトライアングルへ。
具体的には、アンケートを実施するなどして、事例集(連携マニュアル)を作成中。
所感
驚愕の光景を見せてもらった。
放課後に、デイサービスの車がお迎えに来る後継。
こやの里では、86%の児童生徒がデイを活用しているそう。
約50台のデイ送迎車がズラリ。「す、すごい」と声が出ました。
放課後等デイサービスが浸透していることを実感。
デイの質について、チェックや向上策も課題です。
トライアングル事業はよいと思います。
デイ事業者からも、学校との連携の充実を望む声を聴いていたから。
大いに期待します。
知的の特別支援学校が増加の一途です。
「障がいを前向きに捉える保護者が増加し、特支のプロに手厚い支援を望む傾向にあるのでは」とのこと。
通常校の特別支援学級も増加しています。
いずれにせよ、その児童生徒に適した支援を。
児童生徒増加の対応策として、こやの里から分かれて川西市の丸山台に新しい特別支援学校を創ることに。
こちらも大いに期待しています。
■阪神教育事務所(西宮市)
・管轄は尼崎市・西宮市・芦屋市・宝塚市・伊丹市・川西市・三田市・猪名川町。
所感
肌感覚ですが、阪神間は各市町が独自で教育に取り組んでおり、教育事務所は他地域に比べて見守る体制になっているのかも。
阪神間には阪神間の教育課題があります。
イニシアティブを取って課題解決に当たることを望みます。