健幸都市=スマートウエルネスシティ ~新潟県視察 5~
会派の管外調査(県外視察) ~新潟県視察~
会派「ひょうご県民連合」で新潟県へ調査に行きました。
以下、相崎のメモと所感でご報告します。
■新潟市 ~スマートウエルネスシティ~
・健幸都市=スマートウエルネスシティ(SWC)
SWC首長研究会には全国89区市町村長が参加。
・健康づくり+まちづくり+地域づくり=健幸都市と定義
→「新潟市 公共交通及び自転車で移動しやすく快適に歩けるまちづくり条例」(H24)
・具体的な取り組み
1、公共交通の強化(バス路線の集約など)
2、バスシニア半割
3、ライジングボラード(出したり就農できたりするポール)の整備 ※一機約500万円
4、自転車利用環境の整備
・健康寿命延伸計画
1、検診受診率の向上
2、塩分摂取量の抑制
3、運動習慣の定着
4、健康経営の推進
・具体的な取り組み
・新潟未来ポイント
・健康寿命延伸アワード
・健康経営チャレンジ支援事業
所感
バス路線集約の取り組みが興味深かった。
新潟駅周辺に多くの方が通勤するので、朝の新潟駅は周辺からのバスが集まって混雑していたそう。
そこで、駅とは離れた場所に周辺からのバスの一時集約スポットを設けて、そこから新潟駅行きのバスを出すようにしたとのこと。
そんな方法があったかと目から鱗。
ただ、乗り換えの煩わしさを指摘する声もあるとか。
いずれにせよ、既存の方法に囚われないアイデアを駆使して、安全性の向上に努めたい。
農業の教育ファーム ~新潟県視察 4~
会派の管外調査(県外視察) ~新潟県~
会派「ひょうご県民連合」で新潟県へ調査に行きました。
以下、相崎のメモと所感でご報告します。
■アグリパーク(新潟市)
・日本で唯一の公立教育ファーム。指定管理で運営。H26年6月オープン。イニシャルコスト46億円。
・食育・農業体験(新潟発わくわく教育ファーム)
・宿泊施設を設け、滞在型の体験が可能。
・農産物加工を支援する食品加工支援センターを整備
・亜久里スタディプログラム(新潟市独自の農業体験学習プログラム)を展開
市の教育ビジョンで明確に位置付け
・体験活動から体験学習へ
・研修プログラムは3つ
1、アグリスタディプログラム
2、就農体験プログラム
3、食品加工支援プログラム
所感
全国初&唯一の公立教育ファームとのこと。
49億円かけて作った新潟市は、農を大変重視していることを改めて実感。
イベント的な体験ではなく学習を、との姿勢に本気度を感じました。
市の教育ビジョンに明確に位置付けているのも印象的。
神戸市選出の議員が「神戸も見習いたい」と。
神戸市は実は農も盛ん。なるほどと納得。
圧巻の小中一貫校 ~新潟県視察 3~
会派「ひょうご県民連合」で新潟県へ調査に行きました。
以下、相崎のメモと所感でご報告します。
■三条市立第一中学校&三条市立嵐南小学校 ~小中一体校~
・H26年度に、1中学校と3小学校が1校に。敷地は三条高校の跡地。
・三条市では、全中学校区・全小学校で小中一貫教育を実施。
・パターン1 義務教育学校 1つの学校として1年~9年生
・パターン2 中学校併設型小学校・小学校併設型中学校
※市内で1つの義務教育学校、2つの小中敷地一緒の学校
・スクールバス8台運行
所感
・6年前の開校時に創られた校舎が素晴らしすぎて圧巻。
こんな校舎でスクールライフを過ごせたら、さぞかし児童生徒の嬉しかろう。
・三条市全体で小中一貫教育に取り組んでいるのが素晴らしい。
「三条市、よくここまでできたなあ」と。深く敬意を表する次第。
兵庫県では、小中一体の事例はいくつかあるが、全市での取り組みとなるとなかなか。
メリットは多々ある。伊丹市や兵庫県でも取り組んでいければ。
男性育休に助成金! ~新潟県視察 2~
会派の管外調査(県外視察) ~新潟県~
会派「ひょうご県民連合」で新潟県へ調査に行きました。
以下、相崎のメモと所感でご報告します。
■新潟県庁 ~男性育休取得促進のための助成制度~
・新潟県では、男性労働者に所定の育児休業を取得させた企業に助成金を支給
・事業主と取得労働者それぞれに各5万円
・14日以上の取得
・実績:H29年度22件、H30年度41件、R1年度33件(11月22日現在)
・「ハッピーパートナー企業」
新潟県の男女共同参画推進企業。登録すれば、男女情動参画を進めることで様々なメリットが享受できる。県内1000社以上が登録。
男性育休助成も、登録をした企業が享受できる制度。
・新潟県職員の男性育休取得率は約10%(兵庫県は約5%)
・男性育休助成に異論や慎重論は存在したか?
→働き方改革を推進するにおいて、全般的に取り組むより、ピンポイントでの取り組みが効果的とし、男性育休を目玉の1つにした。
なので異論などはなかった。
・男性育休の助成対象は、14日以上というルール。14日という日数設定については?
→とりあえずこれくらいは、という日数と捉えている。これ以上取得する男性ももちろんいる。
所感
子育てしやすい社会にするには、制度と意識の両方からの推進が必要である。
県による男性育休助成は、制度として効果的であると同時に、意識の高揚にもなるだろう。
新潟は三世代同居率が高く、ゆえに女性の就業率が高かったり、男性育休の所得率が低かったりする傾向があるらしいが。
担当者の「男性も女性も、育休を取得したい人、取得する必要がある人が、キチンと育休を取得できる仕組みづくりと意識作りが必要」とおっしゃっていたのが印象的。
「こうあるべき」を押し付けるのではなく、多様性に合わせた選択がでいるようにしたい。
■新潟県庁 ~クラウドファンディングを活用した地域づくりの応援~
・クラウドファディングを活用した地域活性化事業に対して、資金調達を支援する取り組み。
・つまり、県がOKを出した地域づくり事業について、クラファンさせて足りない部分を県が補助するというもの。
・県の補助はふるさと納税を活用
・今年度からの制度で、3プロジェクトが始動中。
①空き家の滞在拠点化 ②城下町の景観形成 ③町屋再生
所感
ふるさと納税を地域活性化に活用するという、ふるさと納税の本来の目的に合致した取り組みだと実感。
単に県が補助金を拠出するのではなく、まずはクラファン→ふるさと納税というのは理想的な流れだと考える。
ただ、試行錯誤段階でのようで、予定の10プロジェクトに対して、実際指導しているのは3プロジェクト。
推移を注視したい。
スマート農業を進めるには ~新潟県視察 1~
会派の管外調査(県外視察) ~新潟県~ その1
会派「ひょうご県民連合」で新潟県へ調査に行きました。
以下、相崎のメモと所感でご報告します。
■(株)ベス・アビオ ~スマート農業~
・2016年に設立された、スマート農業に取り組む会社
環境制御型スマート農業のビジネスモデルを構築し、農業活性化と若者人材育成を目指す。
・スマート農業・・・農業分野において、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化。高品質化を進める農業、
・取り組み事業
①苗生産
→完全閉鎖型植物工場による苗の生産。苗テラス(ユニット型植物工場)による優良な苗の生産と供給
②施設園芸
→ICTを活用した太陽光など環境を制御した施設による、高付加価値の農作物(高糖度トマト)の生産
・農福連携の時代。障がい者や高齢者も農業に→グループ会社内の福祉施設や医療福祉大学と連携
相崎所感
・農業にICTを取り入れたスマート農業。大変興味深い。
効率性が高く“長年の経験による肌感覚”などが乏しくとも、若者などでも関わりやすい。
・行政に求めるものを伺うと「やはり補助金。設備投資がかかるので経常収益が黒でも減価償却分を含めての資産運営が厳しい」とのこと。
農業におけるICT活用はこれから不可欠であろう。さすれば行政の経費的支援は意義と効果があり、県が担う責任と役割を改めて実感した。
幼稚園のさつま汁パーティ
●挨拶
新しい活動ニュースを持参してのご挨拶周り。
●幼稚園イベント
地元公立幼稚園の「さつま汁パーティ」にお邪魔しました。
幼稚園が普段からイベントを手伝っている地域の人を招いて、さつま汁をご馳走してくれるイベントです。
幼稚園の畑で取れたサツマイモを使って、園児がさつま汁を作ってくれるとのこと。
…実際はほとんどPTA役員さんが作るのですが、園児も野菜を切ったりとお手伝いしたそうです。
園児と楽しく美味しく、さつま汁をいただきました。
●県庁(事務作業)
午後は神戸に移動して県庁へ。
山積する事務作業をこなす。
保護司のサポートセンターが開所
●サポートセンター開所式
「伊丹市厚生保護サポートセンター 開所式」に出席。
保護司の活動をサポートする拠点が、いきいきプラザ内に開所しました。
保護司は、犯行や非行に陥った人の公正を任務とする方々です。
話を伺うに、その活動には頭が下がるばかりです。
その保護司の活動をサポートする拠点が整備されました。
保護司・保護司会が地域の関係機関や団体と連携しながら保護活動を行うことをサポートします。
サポートセンターは、国でH20年度から整備をはじめ、令和元年度予算で整備完了予定です。
伊丹でも整備された次第です。
大切な任務に携わってくださっている保護司の方々。
活動を下支えするサポートセンターが活用されることを期待します。
●挨拶
新しい活動ニュースが完成したので、持参してのご挨拶周り。
●会議
神戸へ移動。
県庁にて会派の会議(議員団総会という)。
まもなく始まる12月定例会の打ち合わせなど。