管外調査 3日目 ~福岡~
■文教常任委員会 管外調査(県外の視察)3日目
●福岡県スポーツ振興センター@福岡市
・福岡空港近くの“博多の森”にある、スポーツ振興の施設。福岡国体時に整備。
・県教委の指定管理で運営。
・スポーツ科学情報センター(メインアリーナ、サブアリーナ、武道場、トレーニングルーム、宿泊室など)、総合プール、総合射的場などを完備
・出張サポート、相談事業、地域スポーツクラブの支援なども実施
・タレント発掘事業では、小4~中1を対象にハイレベルのスポーツ支援を実施
約5万人→約100人に絞って毎年実施。運営資金はTOTOスポーツ振興くじを活用
相崎所感
・タレント発掘事業が、例を見ない事業で興味深い。
スポーツ能力が高い子供を見つけ、育て、活かすのだそう。
申込人数が5万1673人とは驚異的。学校単位で申し込みもあるとか。
選ばれたら子どもも保護者も嬉しいことでしょう。
“幅広く”“全体のレベルアップ”との方向で考えることが多いですが、このように特化する事業も興味深いものです。
●福岡市教育委員会
・「いじめゼロプロジェクト」について調査。
・3大取り組みとして以下を実施
1、いじめゼロ取組月間
2、いじめゼロサミット
3、いじめゼロ実現プロジェクト
(あいさつハイタッチ運動、ロゴマーク作成、標語の作成、新聞の作成など)
・学校サイドの取り組み
「いじめ防止基本方針」※学校ごとに策定
「いじめ防止対策委員会」※学校ごとに設置
「いじめに関するアンケート」
「SS、SSW,SCとの連携」
「実態調査集計」
・その他の福岡市教委の取り組み
・スクールロイヤーは未設置だが、教委に弁護士がいる
・スクールソーシャルワーカーは、全中学校区に配置。
69名中7名は正規職員枠で配置
相崎所感
・いじめ対策はどの教育委員会でも取り組まねばならない課題。
福岡市ではプロジェクトを組んで徹底的に実施しているのが素晴らしい。
・“児童生徒が主体的に取り組む”を基本にしているのが実によい。
様々な取り組みを展開中だが、全て児童生徒が考えた取り組みとのこと。
見習いたいスタンスである。
管外調査 2日目 ~福岡~
■文教常任委員会 管外調査(県外の視察)2日目
●北九州メディアドーム@北九州市
・小倉競輪場を、ドーム型の多目的活用できる競輪場にした施設。
・幼稚園運動会、コンサート、スポーツイベントなど、様々に活用。
北九州市の成人式(あの有名な!)もここで開催。
・運営は包括委託(北九州市+公益財団法人)
・ドームのイニシャルコストは約300億円。
競輪事業は黒字運営だが、収益分は償還に回しており、北九州市の一般財源には繰り入れていない。
・北九州市は競艇の施行者でもあり(若松競艇)、そちらの一般財源繰り入れは約15億円。
相崎所感
・尼崎競艇の施行者の1つである伊丹市にいたため、つい競輪事業の運営に興味が引かれる。
黒字部分は建設費の償還(返済)に充ており、一般財源への繰り入れはなしとのこと。
一方で競艇(北九州市は競艇の施行)で一般財源に15億円の繰り入れとのこと。興味深い。。
・競馬、競輪、競艇などの施設は、これからの時代は多目的に活用されるスポットにすることが不可避と言われてます。
その点を問うと「メディアドームにした時点で多目的にしたので」とのこと。
・兵庫県にも競馬や競艇の本場があるが、このメディアドームのような大規模の建て替えは難しいところか。
これからの本場は、ネット購入が主になっていることからも、最低限のレースができるようにして、あとは多目的活用が必須であろう。
●福岡県立嘉穂特別支援学校(障害者スポーツの拡大)@福岡県嘉麻市
・スポーツ庁が推進している「Specialプロジェクト2020」を活用して、障がい者スポーツに取り組む学校
※「スペシャルプロジェクト2020」とは以下2点を進める取り組み
①特別支援学校の子どもたちにスポーツの楽しさ&東京オリパラの感動を享受してもらう
②特別支援学校を障害者スポーツの拠点にする
・障害者スポーツ指導員(そういう資格がある)が、学校の授業に入る&地域開放スポーツ教室を開催。
・特別支援学校を、通学する児童生徒のみならず地域の障害者スポーツの拠点として活用
・プロジェクトの補助金125万円でスポーツ備品を購入。
スポーツ備品を購入したことで、子どもたちがスポーツに興味をもったそう。
相崎所感
・障害者スポーツ指導員が入っての授業を拝見。
ボッチャ(ニュースポーツ)を皆で楽しんでいる様子に胸が熱くなった。
・今後はボッチャのように皆で楽しめるスポーツを充実させていきたいとのこと。
●福津市教育委員会@福岡県福津市
・福津市は福岡市と北九州市の間にあるベッドタウン。人口急増中。
・宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産
・調査したのはコミュニティスクールについて。
・コミュニティスクールとは、「学校運営協議会」(保護者や地域住民が学校運営に参画する会)を設置している学校。
・H19年度にモデル校1校で開始。現在は全小中学校がコミスクで、発展期であるとのこと。
・学校と運営協議会の間に「地域コーディネーター」が入って調整。
相崎所感
・地元の伊丹でもコミスクを進めているが、福津市より年数が浅いところ。
「定着させるには?」との問いに「カリキュラムがポイント。中身を作り上げる時期」とのアドバイス。なるほど。
・学校運営協議会をカタチだけものではなく主体的能動的な会にしていくかも、伊丹市でのポイント。
アドバイスを求めると「熟議です!」ときっぱり。
・学校と運営協議会の間に入って調整する「地域コーディネーター」が、実際に大きな役割を果たしているとのこと。
これはリアルに参考になる。
・福津市はコミスクが上手く回っており、学校と家庭と地域が一体となった活動を支えている。ぜひとも見習いたい。
管外調査 1日目 ~鹿児島~
■文教常任委員会 管外調査(県外視察)1日目
委員会で九州方面に調査へ。ご報告します。
●ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅@鹿児島県大崎町
・陸上競技のトレーニングに特化したの本初のスポーツ合宿拠点施設
・有明高校の跡地を活用
・鹿児島県がスポーツ合宿の誘致を積極的に進めており、大崎町が施設を誘致
・鹿児島県が整備し、指定管理制度で運営
・イニシャルコストは約40億円(工事費と備品購入費)
・宿泊は近隣で。県が連絡会を作って宿泊先を紹介
・全国的にも珍しい投てき場(やり投げ、砲丸投げ、ハンマー投げなどができる施設)あり
相崎所感
・施設は備品は最先端。トレーニングには最適。
・トレーニングの場としては最高ゆえ、宿泊施設など整備を進めればより活用されそう
・鹿児島県がトレーニング合宿を積極的に誘致しているとのこと。興味深い。
某議員いわく「社高校(県内唯一の体育科がある県立高校)とコラボレーションして、トレーニング合宿を誘致しては」。
面白い視点。
●鹿屋体育大学@鹿児島県鹿屋市
・国立行政法人の体育に特化した大学
・トレーニングパフォーマンス研究センターが一押し。
スポーツを科学的に検証する最先端の研究設備を整備。
相崎所感
・整った施設でスポーツに専念できる大学だと実感。
大学時代に本気でスポーツに取り組むなら最高の環境ではなかろうか。
・兵庫県には「スポーツをするなら○○大学」という大学が存在しない。
検討するのも興味深いところ。
・随行の県教育委員会の指導主事が、実は鹿屋体育大学のOBとのこと。
「懐かしいですか」と聞くと「厳しかった思い出がよみがえります」と苦笑。
全力でスポーツに打ち込まれた4年間だったのでしょう。いいコメントだと私は思いました。
市長さんと懇談
「市政懇談会」
市長と県議の懇談会です。
もう少し詳しく言うと、伊丹市幹部(市長や教育長など)と県議会議員(伊丹市選出)が意見を交換する会です。
市議時代、会派と市幹部の懇談会をやっていました。
ゆえに気持ちとしては「3期12年間、毎年やってた市政懇談会ね」という感じ。
市長、教育長はじめ市幹部の皆さんも、よく存じている方々ですし、実施される部屋も同じだし(笑)
しかし今回からは、立場が変わり。
市政について意見交換する立場から、市政から県政への要望をお聞きする立場に。
地域医療、教育、伊丹空港・・・様々に意見を伺いました。
現場の声を上げ、県政の立場から地域を向上させることが役割だと思っています。
県がすべきこと、県ができること、たくさんあります。
今日の懇談内容を踏まえ、いっそう尽力します。
伊丹→神戸→伊丹→宝塚
●街頭活動@JR伊丹駅
朝はJR伊丹駅で街頭活動
桜井シュウ衆議院議員、岸田まさと伊丹市議会議員と。
「もうすぐ選挙なの?」とご質問いただきました。いいえ全く。
普段から皆様に情報をお届けしたいとの思いで活動しております。
●会議@神戸
午前は神戸にて会議
●会議@伊丹
午後は伊丹にて会議
●意見交換@阪神北県民局
会派でまとめた来年度の予算要望。
先日は知事に申し入れをしましたが、今日は阪神北県民局に申し入れ。
阪神北エリア選出の会派メンバーで、県民局長に要望書を手渡しました。
メンバーは、北上あきひと(川西市および川辺郡)・中田英一(三田市)・相崎佐和子(伊丹市)です。
要望書を渡したあとは、意見交換。
地域医療、河川管理など様々に話し合いました。
地域の声(現場の声)を県政にあげる役割を、力強く遂行していく所存です。
タピオカを作りながら政治談議
●挨拶周り
●イベント
午後はイベント参加で“きららホール”へ。
桜井シュウ衆議院議員とともに、流行りのタピオカを作りながらアジア情勢などいろいろ語ろうというイベントです。
市議会から保田憲司議員・岸田まさと議員・高橋あこ議員も参加。県議会からは相崎が参加。
政策の報告会や意見交換会も大事ですし、それが基本だと思います。
一方で、市民の方々から堅苦しくない雰囲気で話を聞かせていただくにはどうしたらよいかと、試行錯誤するところです。
そこで今回は、ある方の提案によりこんなイベントを開催した次第です。
ワイワイした雰囲気の中で、想像以上に様々な話が飛び出し、平たい場で貴重なお声を多く聞かせていただくことができました。
これからも工夫を重ねて、対話できる機会を作っていきたいと思います。
政策本位の政治を! ~マニフェスト大賞授賞式~
「第14回 全国マニフェスト大賞 授賞式」
全国最大の政策コンテストである「マニフェスト大賞」。
今年は2614件の応募から、35件が優秀賞に選ばれました。
本日は授賞式。
そして35件から、最優秀賞6件→グランプリ1件が選ばれます。
私は実行委員会のメンバーゆえ、本日はお手伝い。
結果は以下の通りです。
受賞された皆さま、おめでとうございました!
≪大賞≫
■グランプリ
龍円あいり(東京都議会議員)
≪最優秀賞≫
▽最優秀マニフェスト推進賞<首長部門>
▼最優秀マニフェスト推進賞<議会部門>
栃木県 那須塩原市議会
▽最優秀マニフェスト推進賞<市民部門>
▼最優秀成果賞
▽最優秀政策提言賞
龍円あいり(東京都議会議員)
▼最優秀コミュニケーション戦略賞
≪審査委員会特別賞≫
■最優秀マニフェスト推進賞<首長部門>審査委員特別賞
越田謙治郎 (兵庫県 川西市長)
■最優秀政策提言賞 審査委員特別賞
鳥栖市議会(佐賀県 鳥栖市)
今回は、受賞者が子連れで表彰を受けたのが大変印象的でした。
市民部門で、議会傍聴を進めた福井のママサークルが、3歳くらいの子どもを連れて。同じく市民部門で、子どもの居場所づくりを進めた東京の団体が、赤ちゃんを抱っこして。
これからの政策実現は、議会はもちろん市民も一緒に取り組んでいく時代。
そして子育て世代もどんどん関わっていく時代。
それを象徴する、素晴らしい光景だと思いました。
この授賞式について、実行委員会メンバーの1人のコメントが印象に残りました。
「懸命に議員活動をしながらも、これでよいのかと試行錯誤だった。
そんな自分の政策がマニフェスト大賞を受賞。とても嬉しく大きな自信になった。
この授賞式は、議員が飛躍する機会になる、晴れの舞台だと思う。
勝者だけが登壇できる授賞式を、祝福と期待の気持ちで、全力で手伝おうと思う」
私も3年前に優秀賞をいただき、そこから世界が一気に広がりました。
感謝の気持ちを思い出しながら、政策本位の政治を進めるためにに、これからも力を尽くそうと思っています。